ZOZOテクノロジーズが挑むAI活用の舞台裏。 〜 AI活用のプロ野口と代表金山が本音で語る、今後の戦略とは 〜

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4月2日(火)、ZOZOテクノロジーズに元イー・エージェンシー取締役である野口竜司が入社しました。
本件について、各メディアに取り上げていただきました。

agenda-note.com

markezine.jp

代表取締役CINO金山も交え、記事でお伝えしきれなかった入社の背景や、ZOZOグループにおける今後のAI活用について聞きました。

野口竜司 プロフィール

株式会社ZOZOテクノロジーズ VP of AI driven business/イノベーション推進部部長
株式会社アラタナ 取締役

「すべてのビジネスはAIと共に」をモットーに活動中。顧客行動ビッグデータによるAI未来行動予測や、IoTセンシングデータによるAI予測モデルの開発を行う。文系のためのAIプランナー育成講座やAI関連の寄稿を通じAI活用エヴァンジェリストとしても活動。著書にA/Bテストの教科書、インフォメーションアーキテクトの教科書など9冊(共著含む)。アドテック東京2015/2016/2017/2018に登壇、2018年からアドバイザリーボードに就任。

事業家としてビジネスをドライブさせる

ー 野口さんとはもともと、大学時代の後輩と先輩の関係なんですよね。ご入社いただく前の裏話あれば教えてください。

金山:実ははじめは「ZOZOで今後AI活用を進める上で誰か良い人材はいませんか?」と、野口さんに他薦を求めたんです。その時は、まさか転職を考えているとは思っていませんでしたから。

野口:当時の会社を辞めて、次は別のコンサルティング会社への道に進もうと考えていました。それを伝えたところ、事業家としてもったいないと言われましたね。「コンサルタントとして関わるのと、事業会社の中に入ってビジネスをドライブさせるのでは、規模も楽しさも違う」という熱いメッセージをもらいました。

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金山と野口の実際のやりとり

金山:最初は野口さんに副業的に手伝ってもらおうと思いましたが、具体的な提案を聞いていると、考え方や方向性がドンピシャで、「これは一緒にやるべきだ」と感じました。

野口:金山さんからの熱いメッセージで、心動きました。また、後から聞いて分かったことですが、金山さんと濱渦さん(株式会社アラタナ 代表取締役社長)が自分を誘うために共謀してくれていたってことも嬉しかったですね(笑)

金山:濱渦さんとの「野口さんを引き入れよう」という話は、立ち話で決まるくらいスムーズでした。40秒くらい(笑)野口さんのスキルはZOZOテクノロジーズだけでなくアラタナにも良い影響をもたらすと思ったので、迷いはなかったです。

ー 立ち話で…!それくらい貴重なスキルをお持ちだったんですね。

金山:今、日本に1番足りていないのは起業家だと思っています。アントレプレナーシップを持った人が圧倒的に足りない。野口さんのようにアントレプレナーシップを持っている人は、どんどんZOZOにも引きまこなくてはいけないという思いがありました。

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産業の根幹を揺るがす大変革の時

ー ZOZOグループにおけるAI活用について、現状を教えてください。

金山:一部では、高度なマシンラーニングが使われているプロダクトもありますが、総合的に見るとまだまだ使えていません。だからこそ、無限の可能性があります。プロダクトやマーケティング、バックオフィスでの活用を進めなくてはいけません。

今、産業の根幹を揺るがすくらいの大変革の時が来ていて、それこそモバイル化やスマホ化というレベルの地殻変動がAIによって起こります。そこに対応するためには、組織の土台や、マインドセットから変える必要があると思いました。

野口:上辺だけでなく、AIとはなにか、どうビジネスに応用するか、世界ではどういう研究が進んでいるかといった、俯瞰的な情報を得て社内に還元し、組織のDNAに埋め込んでいく必要がありますよね。

金山:まさにそうです。そのためにも、AIでビジネスを推進させることをライフワークとしている野口さんに入ってもらえたのは大きな意味があります。

ー なぜこのタイミングでAI活用を本格化しようと思ったのでしょうか?

金山:このタイミングではなく、ずっと前からしなくてはいけないと思っていたことです。それが決定的になったのは昨年AWSのre:Invent 2018に行った時。クラウド系のサービスに関するキーノートが多い中で、AIに関するものも結構あったんです。

パーソナライズやフォーキャストなどのAIをSaaSとして提供しているユースケースの中で、楽器メーカーのFender社が、AIとIoTを使って工場の生産性を変えているというセッションを聞いて、衝撃を受けました。一見縁遠そうな「楽器の工場」でも当然のように活用されており、もはや、この世界観が当たり前なんだな、と。

こういうことを当たり前にしてビジネスをする企業と、そうでない企業とでは、今後圧倒的に差がつく。道具としてAIを使えるところは、フルで使っていかなくてはいけないと感じました。

ZOZOグループのアセットを活用してAIを軸にイノベーションを起こす

ー 野口さんは、入社後どのようなことをされるんですか?

野口:ZOZOグループのアセットを活用して、AIを軸にイノベーションを起こしていきたいと思っています。例えばユーザーの未来行動予測。半年後にどういう物を買うかなどの行動予測や、プロダクト単位での需要予測ですね。すでにZOZOグループ内でも近い内容を取り組んでいるチームとも連携をしながら、より高度化・仕組み化を進めていきたいと思っています。

また、海外のAIプレイヤーが持つプラットフォームの採用検討も行います。自前AIを作るのと、海外の優れたAIプレイヤーとの協業などの両軸でやっていくことになりますね。

ここでポイントになるのは「AIプロデュース」になります。私自身が非エンジニアならびに非サイエンティストなので、AIのアルゴリズムを直接チューニングできるような立場ではないんです。

ー もう少し具体的に教えていただけますか?

野口:ビジネスを大きく動かすために「どのAIを、何のために、どう使うのか」のAI戦略を磨くことに貢献したり、そのAI戦略を具現化させて「イノベーションを起こすまでとにかく推進を繰り返す」といった「AIプロデュース」を、縁の下の力持ち的な立場としてやっていくべきだと考えています。

こういった役割、つまり非エンジニア・非サイエンティストとしてのAIプロデューサーが社内に増えると、AIによるビジネスイノベーションが量産できるはず。未来のAIプロデューサーの採用・育成に力を入れていき、チームを拡張させたいと思っています。

ー ありがとうございます。それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

野口:「AIやるならZOZOにこい」ですね!(笑)

理由は3つあって、1つ目はAIに関連する研究者やエンジニアの層が厚いこと。2つ目はAIの学習に欠かせないビッグデータを、充分なほどに保有していること。そして、AIを通じた社会に対するインパクトを大きく出せることです。

ZOZOグループでは、先ほど述べた「未来のAIプロデューサー」になりたい方や、AIエンジニア、サイエンティストなどを大募集しています! みなさんと一緒に働ける日を、楽しみにしています!

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5月9日(木)に、野口が講師を務めるセミナー「未来のAIプロデューサー必見!ZOZOTech流AI推進セミナー〜AI基礎学習編〜」を開催します。

基礎学習編として「AIのことを勉強しているが実務経験のない方」も分かりやすい内容になっています。PMやプロデューサー、ディレクターなどの非エンジニア職の皆様、ぜひご参加ください!参加ご希望の方はこちらからエントリーをお願いします。

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